先日19時より、大角青年館にて行われた大角区の月例区会に出席させていただきました。
私は、芸能保存会の会長という立場で参加させていただき、7月26日(予定)に開催される大角祇園祭に関する準備・段取りの話し合いに加わりました。
大角区では、地域を7つの「組」に分け、それぞれが1年交代で組長を務める当番制となっており、毎月の区会では地域の行事や課題について協議が行われています。こうした地域の小さな単位での自治が、日々の暮らしを支えていることを、改めて感じさせられる場でした。

コロナ禍を経て、地域行事も「転換期」に
新型コロナの影響により、ここ数年は祇園祭を従来の規模では開催できない状況が続いていました。
感染対策や人数制限の中でなんとか継続してきましたが、その一方で、人手不足・若手世代の担い手不足といった課題がより一層浮き彫りになってきました。
今年の開催に向けては、そうした課題を受け、準備内容や当日の進行などをスリム化しつつも、伝統の火を絶やさない工夫が求められています。
会議では、前日の準備スケジュールから当日の配置や流れに至るまで、一つひとつ丁寧に確認し合いながら、入念に段取りを組み立てていきました。

地域文化を未来へ。今、できるかたちでつなぐ
祇園祭は、大角地域にとって夏の風物詩であり、地域の絆を深める大切な行事です。
伝統を守ることは、決して「昔ながらをそのままなぞる」ことではなく、時代に合わせて形を見直しながらも、心を残していくことだと私は考えています。
今回のように、地域の皆さんが集まり、知恵を出し合いながら進める過程こそが、まさに「地域力」そのものです。芸能保存会としても、できる限りのサポートを行い、地域文化の継承に努めてまいります。
無事に祇園祭が開催され、多くの方の笑顔が見られるよう、引き続き準備に尽力していきます。
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