暮らして見えた香取市の課題と、私にできる一歩

香取市に暮らしてきた私にとって、このまちの自然や人の温かさは、何ものにも代えがたい宝物です。田んぼに映る夕日、地域行事に集まる人々の笑顔、そして、日々交わされる挨拶や声かけ。そんな香取市をもっと誇れるまちにしたい――その想いが、私の活動の原点です。

しかし、日常の中に身を置く中で、「ちょっと気になること」「これって本当にこのままでいいのかな」と感じる場面も少なくありません。今回は、私自身が香取市で暮らす中で気づいた“足元の課題”と、それに対して自分にできる一歩についてお話したいと思います。


高齢化と空き家、そして“つながり”の希薄化

最も肌で感じるのは、高齢化と空き家の増加です。空き家がぽつぽつと目立ち始め、雑草が伸び放題になっている場所もあります。そのままにしておくと防災や防犯面でも不安があり、地域全体の活気にも影響します。

そしてそれと同時に、人と人との“つながり”が以前よりも薄れてきているようにも感じます。子どもの声が少なくなった通学路、近所づきあいが減ったという声。高齢者が独りで暮らす姿を見るたび、「誰かが声をかけられる仕組みがあれば」と思わずにはいられません。


若者の流出と「地元に戻るきっかけ」の不足

若い世代の多くが、高校卒業とともに地元を離れ、そのまま帰ってこない――これは香取市だけでなく、地方全体が抱える共通の課題です。

でも、だからこそ私は思います。「帰ってきたい」と思えるような、魅力ある地域にするにはどうすればいいのか。若者が地元に関わる「きっかけ」や「役割」があれば、戻ってくる選択肢がもっと現実的になるはずです。


私にできる一歩

すべてをすぐに変えることはできません。でも、まずは“動いてみること”から始めようと思っています。

たとえば、地域の行事に積極的に参加し、顔を見せること。SNSやホームページを通じて香取市の魅力や課題を発信すること。そして、地域の声に耳を傾け、そこから次の一歩を共に考えること。

私が立ち上げたランニングクラブ「YMD NEXT×RUN」も、実はその一歩の一つです。子どもたちが地域で体を動かし、仲間と関わり、地元に愛着を持つ――そんな循環が生まれることで、地域の未来は少しずつ変わっていくはずです。


未来の香取市へ

香取市は、まだまだ可能性を秘めたまちです。その可能性を開くカギは、市民一人ひとりの“気づき”と“行動”だと思います。

私はこれからも、生活の中で見えてくる課題を大切にしながら、自分にできることを一つずつ積み重ねていきたい。
そして、もっと住みたい、もっと誇れる香取市へ。そんな未来を、みなさんと一緒に描いていけたらと思います。

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